旭岳で見られる自然現象
 冬の大雪山を見た人は誰でも同じ印象を持つはず。「凄く寒そう」、「風が強そう」といったものでしょう。そのとおり、というより想像以上に大雪山の冬は寒さと風が強いのです。特に北西の季節風は厳しく激しいもので、山頂や稜線の積雪を吹き飛ばすほど。このため冷たい風にさらされた山肌は著しい凍結状態となってしまいますが、その結果、大雪山独特の地形が現れるようになりました。
 大雪山のような寒冷地で凍結に関連して起こる自然現象を「周氷河(しゅうひょうが)」現象と呼び、それによってできた地形を「周氷河地形」といいます。それらの地形は、夏期になると、姿見の池周遊路や裾合平で見ることができます。
 また、自然現象の発生する気象条件さえ整えば、大雪山の冬期には、ダイアモンドダスト、サンピラー、風紋などを見ることができます。虫眼鏡(3倍以上)を持って駅舎横のコースを少し歩き、新雪を手にとってよく見てみると、綺麗な雪の結晶をみることができます。

 サンピラー
  大雪山旭岳は、冬にサンピラーが出現しやすい場所だということを知っていますか?特に、日没前後に太陽と同じ幅か少し広く、光の柱のようなものが現れることがあります。これが太陽柱(サンピラー)と呼ばれるものです。サンピラーは、大気中の氷の結晶に太陽光が反射して出現するもので、氷の結晶の底面がほぼ水平に並びつつも多少揺らいだときに上下に光の柱が伸びます。オススメの時間帯は、15時から16時の間で、気象条件が整えば、ロープウェイの車窓から見ることができます。その際は太陽が沈む西側の方に注目してください。サンピラー出現の特性上、見下ろせる場所の方がよく見えるので、ロープウェイ乗車中か姿見駅のデッキからお楽しみください。また、運がよければ、満月の時は月の光に、氷の結晶が反射してムーンピラーも出現することがあります。
 ダイアモンドダスト
 ダイアモンドダストの出現は、気温が−15度以下の良く晴れた無風(微風)のときに、雲になるはずだった水蒸気が一瞬にして、氷の結晶となり降ってくる現象のことです。この氷の結晶が太陽の光を受けるとキラキラと輝き、その様がダイヤモンドの塵(ちり)を空中に撒いたように見えることから「ダイヤモンドダスト」と呼ばれるようになりました。氷の結晶は六角形の柱状や板状で、結晶がぶつかりあう時小さな音が出ることがあります。これを「天使のささやき」と言うそうです。目を閉じて耳を澄ませてその音を聞いてみては!なお、ダイアモンドダストの観察は、旭岳の山麓駅周辺やコース内でもわりと見られる現象で、特に午後は西日になるため観察しやすく、背景が暗く影になるような場所であれば、よりくっきりと観察できます。
 シュカブラ(風紋)
 大雪山旭岳は、世界的にも珍しい常時北西の季節風が吹く場所で知られ、その風が風紋(シュカブラ)を出現させます。シュカブラとは、冬期に高山の山稜や雪面に見られる現象で、強風と低温により硬くなった表面に様々な波状の紋様ができることを言います。旭岳のシュカブラは、北西の季節風が常時吹いていることから、大規模な風紋が現れ、時のは、1日にして数メートルの雪の壁が強風により突如出現することもあります。また、あまりに風が強いので、雪がほとんど積もらなく地面が見える場所も大雪山系の山々にはいくつかあります。オススメは、夫婦池の周辺のシュカブラです。なお、冬期の観察は、遭難など大変危険を伴う為、地元の熟練ガイドと一緒に観察することにしましょう。

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