History of Mt, ASAHIDAKE
大雪山国立公園の概要
 大雪山は北海道の最高峰である旭岳(2,291m)をはじめ、20連峰におよぶ標高2,000m級の山々の総称です。大雪山国立公園は、これらを中心に北海道の中央に成り立つ、わが国最大の山岳を中心とした原始性の豊かな国立公園です。その面積は、ちょうど神奈川県の広さに匹敵する226,764ヘクタールにおよび、1934年(昭和9年)に国立公園に指定されました。 かつてアイヌの人々は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び敬い、また1923年(大正12年)に大雪山を踏破した文人の大町桂月は「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」とその雄大さをたたえた有名な言葉を残しています。
 大雪山国立公園の山々の多くは、標高が2,000m前後ですが、緯度が北に位置しているため、本州3,000m級の山々に匹敵する高山環境をもっており、本州中部では標高1,500m以上にならないとなかなか見られないダケカンバ林が、大雪山では標高500mから1,600m前後の間に見られます。
  山頂付近は夏になると、日本で最大といっても過言ではないほど多彩な高山植物のお花畑が広がります。その種類は約360種類。また、公園内には、その規模の大きさに比例するかのように、多様な動物も生息しています。ほ乳類では、ヒグマやエゾシカ、キタキツネ、エゾシマリスやクロテンなど、北海道の陸生動物の90%にあたる23種が生息し、鳥類では国の天然記念物のクマゲラ・シマフクロウ・オオワシ(冬期)・オジロワシ(冬期)なども含め、北海道の陸生鳥類の80%近くを占める140種が生息しているといわれています。このように希少な動植物が生息している大雪山国立公園は、十勝川源流域を含む一帯が特別保護地区であり、国の特別天然記念物にも指定されています。
  その広大な大雪山国立公園の北部にあるのが、旭岳ロープウェイです。国内で唯一高山帯に乗り入れているロープウェイということから、その車窓からの景色は、雄大で、標高1400m付近から森林限界を越えるとダケカンバの姿がまだらになり、終着駅である「姿見駅」を降りると、そこは、高山植物が咲き乱れるお花畑が広がります。
 
北海道の最高峰旭岳(2,291m)の誕生
 旭岳ロープウェイに乗車し、森林限界を越えた辺りから、真っ正面に大雪山の主峰旭岳(2,291m)が見えてきます。それでは、この旭岳は、いつごろ誕生したのでしょうか?
 旭岳の山頂から間宮岳に向かって、登山するとお鉢平と呼ばれる巨大なカルデラが見えます。ここは、今から約15万年前に富士山と同様の成層火山がありましたが、約3万年前に大爆発を起こし、頂上付近を吹き飛ばし、現在のお鉢平カルデラが誕生しました。その後も火山活動がカルデラ西部で活発化し、今から約2万年前から数千年前頃に、旭岳の東方にある熊ヶ岳の噴火が引き金となり、その外側にある旭岳の火山活動が始まりました。旭岳は、何度かの爆発を繰り返しおびただしい量の噴出物を吐き出し、成層火山としての特徴はありましたが、今から500年前に旭岳西側斜面が水蒸気爆発を起こし、地獄谷が形成され、現在の旭岳の姿になったと考えられています。また、旭岳には、姿見の池、夫婦池など、静かに美しく水をたたえ、人々の心を和ましてくれますが、実はこれらの池は、すべて噴火口で、火山活動時には、真っ赤なマグマが火口から流れ出し、人々を寄せ付けない場所だったのです。その後、噴火のなくなった火口には、雨や雪で水がたまり、現在のような姿になったのです。
<アクセス>
旭岳ロープウェイ姿見駅下車後、お鉢平カルデラまで、徒歩2時間半。姿見の池・夫婦池、すり鉢池は、姿見散策コース一周約1時間のコースですべて、ご覧頂けます。


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