
いざ、山頂へ
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姿見の池からは、進行方向に向かって左手に地獄谷、右手に忠別岳〜トムラウシ山を眺めながら、ひたすらの登りとなります。旭岳山頂までは、約 1時間40分。さらに、観察できる高山植物もほとんど無く、岩と砂礫ばかりで、正直「辛い」の一言に尽きますが、旭岳を登ってしまえば、この後のルートには、ほとんど登りはありませんので頑張りましょう。
旭岳6〜7合目に差し掛かると、風向きにもよりますが、「ツン」と鼻をつく匂いがしてきます。原因は、地獄谷から噴き上がる噴煙に、硫黄成分が含まれているためです。約500〜600年前に噴火してからは、現在まで大きな火山活動はありませんが、もくもくと噴煙が立ち上る様を見ていると、「旭岳は活火山」だということを改めて認識させられます。
ちなみに、旭岳は大雪山系の中では最も新しく出来た山だと言われ、約2万年前〜数千年前に誕生したと考えられています。
また、旭岳は名称の変遷が多く、イシカリ岳・チュックベツ岳・東オプタテシケ山・ヌタクカウシュペ山というように、様々な名称があり、明治末期(1910年)に、「旭岳」の呼称が正式に制定され現在に至ります。旭岳の由来は、旭川の東にある山ということからきています。
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!実はもっと高かった?旭岳の標高
現在、北海道最高峰(2,291m)を誇る旭岳ですが、500〜600年前に起こった火山噴火の衝撃で、山頂を含む上部がまるごと吹き飛んで現在のかたちになったと考えられています。もし崩落せずに山頂が残っていたなら…?標高は2500m以上で、富士山と同様の山容だったと言われています。
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七合目付近からは、忠別岳・トムラウシ山、奥には十勝岳連峰が見える
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金庫岩 (*マウスオーバーでニセ金庫岩)
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山頂の手前に、角張った岩があることにお気づきでしょうか?これが金庫岩です。きれいな立方体状の形をしていますが、これが自然の力だけで成形されたというのだから驚きです。金庫岩は、登山道の目印とされていますが、少し下ったところには同じような立方体状の岩があり、こちらは「ニセ(偽)金庫岩」と呼ばれています。金庫岩と非常に良く似ているのでご注意ください。濃霧など視界不良時に間違えて「ニセ」の横を下ってしまい、遭難してしまったという事例が過去に何度もあります。
現在は、ニセ金庫岩付近にロープを張っていますので、意図的にロープを乗り越えない限りは大丈夫だと思いますが、注意することに越したことはありません。さあ、山頂はもう目の前です。

旭岳山頂に到着
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長い登りを乗り越え、いよいよ山頂に到着です。天候に恵まれれば、北方から、当麻岳・安足間岳・比布岳。東方には、北鎮岳・黒岳・熊ヶ岳・後旭岳、南方には赤岳・白雲岳、高根ヶ原、トムラウシ山、十勝岳連峰と続き、西方は山頂より地獄谷を見下ろし旭平を見ることができます。山頂からの360度の大パノラマをご堪能ください!なお、体力に自信の無い方や、荒天の場合、ここで引き返すことをオススメします。
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